2004年6月14日 第19回 「キタイ花ん」 KITAIーKAN

ライブレポート/文:中村壮快

来月で20回を迎えるキタイ花ん。
来月からエースコックさんにスポンサー提供を受ける事が決定して、益々レベルの高いライブを目指す為の土壌が出来上がったという感じでしょうか。

優勝者には賞金と副賞としてエースコック食品が授与されます。一年分が副賞という清貧芸人にとっては救世主になる事間違いなしの豪華な特典内容。早くも芸人の間では、「毎日一食分ずつ調理されて出前のように届くらしい」とか、「食べる為に調理器具揃えました」とか「親がエンゲル係数が下がると言って楽しみにしています」など皆好き勝手に言っとります。
とにかく頑張ってGETしてください!何と言ってもチャンピオンしか手に出来ないんです一年分。

そうそう、お客さんにもプレゼントあるので楽しみにしておいてください!

さて、最近知ったのだがこのキタイ花んのホームページに携帯でアクセスできるらしいのだ。情報源は大和魂 岡田さんだ。
このサイトはパソコン専用に作られているので、携帯で見れたとしてもかなりレイアウトがおかしくなるはずだが、そんな悪条件を乗り越えてのアクセスは嬉しいかぎり。パソコンなら常時接続が普及して、いくら字数が多くても料金は変わらないが、携帯からだとパケット代がかかる。ここで多く書けば書くほどパケット代が跳ね上がる。なので、パケット代で大阪の経済復興を狙う為今回は文字を多めにお送り致します(笑)そして堺屋太一に「よくやってくれた」と感謝される事が、数多くある夢の一つに加えたい。

ではいつもの如くレポートです。

ロージー
初登場でございます。男は短髪だという漫才。ワッハホールという大きな舞台に立つのは始めてだったのかな。それにしては、堂々と漫才をしていたのには圧巻です。スタッフO女史曰く「ネタ見せの時のぶり大根のネタが見たかった」との事。その意見には僕も一票投じますので機会あらば是非!
4P
ちょいと緊張が舞台に伝わりすぎたかな。高級公衆便所というシュールな世界は引き込まれるものがあったけど、もう少しリラックスして演じればなぁと、言うのが正直な感想でしょうか。芸人の緊張が伝わると何故かお客さんも緊張して見てしまうんです。七不思議なんです。要は慣れだと思うので頑張って頂きたい。
プラスマイナス
最近、一時期のアーネストホーストを思わせる風格が出てきたんじゃないか?という今日はゴキブリを題材にした漫才。先月と同様、後半のボケ合いがプラマイの定番になりつつようで、個人的には楽しみにしている場面です。しかし、毎回プラマイのもって来るネタの題材ってありそうでなかったりするので感心するなぁ。ちなみに今日の兼光、バイト先の人からチーズケーキを山のように差し入れてもらったらしく、スタッフに「ちょうだい」とたかられている姿は勝者の哀愁を醸し出していた。とにかく連続優勝おめでとう!そして過去最高の99票も塗り替えられないように死守してくれ!
のりちゃんしゅうちゃん
技術的な事はクリアしているコンビだと思います。しかし、客席から見ていると何か物足りない感じ。しゅうちゃんこと渡邊がもっと相方に、世間にと突っ込んでくれればなぁと個人的に感じました。突っ込んで笑いを取る。難しいんだろうけど、そんな漫才がきっと二人に似合うと思う。あ、のりしゅう主催のライブ「のりちゃんしゅうちゃんの今日もやったった」も面白いので興味ある人はどうぞ!
街の帽子屋さん
ネットで彼らを調べようと「街の帽子屋さん」で検索したら「街の帽子屋さん」という店名の帽子屋さんの情報しか出てこなかった(笑)ネタはと言えば山登りのコントなのにクイズの出し合いしかしていないのが馬鹿馬鹿しくて面白かった。クイズに正解すると「しぇしぇしぇしぇしぇーかーい」と言ってひっくり返ったりする。訳分からないのがこのコンビの真骨頂だと思うので是非この二人の世界を追求して笑わせて欲しい。
グレイシー一族!?
回を重ねる度に安定感が出てきたように思う。しかも良さ自体は失わずに。今回はプロレスラーになりたいなと言いながらスクワットを戎橋でするというネタで、その独特の世界とグレイシーの楽しみである、どこで作成、調達するのか予想もできない小道具とが合わさってかなり笑わせてもらいました。ちなみにある情報によるとグレイシー一族という芸名はテレビで使えないらしいので改名を考えているとか。やはりあのグレイシーが黙っていないんだろうか(笑)
あばれざる
このコンビも安定感が増してきたように思う。キタイ花んでの正統派漫才の雄になってもらいたい。今回は「きんぎょ注意報」というアニメの「ぎょぴちゃん」などが登場する漫才だったが、30歳近い僕はそのアニメ知らなかった。でも分からなくても伝わるネタの作り方は僕の年代から団塊の世代にまでやさしさ満点。しかし三木の衣裳はサッカーコントでもするのかと思いきや、何もなく終了した。あれは彼の趣味だったのか(笑)
エージェント
野球のノックをドコモやらデューク更家にぶつけるというコント(説明下手でごめん)要は、ぼやきコントといったところか。次々と今の世間の現象や人が出てきて面白かった。これは見てみないと僕の駄文ではこの面白さは伝わらないだろう。でも待ってたんです。時事ネタする芸人を。今回の勢いを次回にもキープして優勝も狙って欲しい。ちなみにこの日、ライブ終了後、これから夜野球をすると言って帰ったが、舞台の時のユニホームで行ったのだろうか?
極悪連合
極悪連合は面白いパターンというか、良さというかそんなものをたくさん持っていると思う。それを本人達が自覚しているのかどうか分からないけど、今回は今までのちょっとしんどいパターンをあえて寄せ集めたのかなぁ?というネタを作ったようでいてもったいない。色んな事に挑戦するのは素晴らしい事だと思うけど、そろそろこのキタイ花んで会場を揺るがしてもらいたい。そして極悪Tシャツを極悪な値段でバッチと共に物販して欲しい。
天竺鼠
今回、僕の中ではこのコンビが一番だった。グレープフルーツ占いというコントで、何やろう?とにかくよく出来たネタだと思います。しかもこの占い良く当たる(笑)しかしまぁ、これだけ二人の世界観というかワールドがはっきりしているコンビも珍しい。二人共鹿児島出身だからか独特のイントネーションがあって、ツッコミもツッコミらしからぬトーンで「訂正する」感じが余計に笑えた。後、グレープフルーツを虐待するシーンも良かった。次はどんな世界を見せてくれるのか楽しみな人も多いのではないでしょうか。
ルービック
ラーメン屋にてチャーハンに髪の毛が入っていたらというテーマの漫才。中西が俺なら文句を言うと言いながら普段は絶対にしないんだろうなぁと思わせるギャップが面白かった。前回の「昔俺悪かった」といい、こういうギャップがはまってきてるのでルービックの持ち味になってきたのかな。それに合わせて岩本の緩急のあるツッコミも心地がいいです。ちなみに営業ではクライアントからの評判がいいらしい。
ビタミンS
冒頭の「ビタミンSです」という挨拶の「S」に力が入っていて、何故かその部分を聞くと元気が出る。今日は色んなネタ満載で文章で表せないのが残念だけど、とにかく兄ちゃんは何か芸達者やなぁといつも思う。山口智充さんのような芸人になりそうですな。妹の独特のアクセントやツッコミも新鮮でよろしいです。兄妹という話題だけでなく中身も充実したコンビになると思うのでどんどん頑張って欲しいです。
やじろべえ
無職の父親と息子、そんなコントだけど、これだけ静かなトーンで演じているのにぐいぐい引き込まれてしまうのはある種の才能なんでしょうか。特に父親役の山名のとぼけっぷりが面白い。かさぶためくって当たりが出たら神様のかさぶたが貰えるとかあの風貌とキャラで言うから面白いのかなぁ。ツッコミである河井もボケに対して全て突っ込む訳でなく時にすかしたりと、中々の技巧派じゃないかなぁ。よく考えてみるとコントというより芝居に近い感じがする。演技の上手さが引き込まれるのかも。この演技力は加藤紀子に見習ってもらいたいくらいだ。
アップアップ
生徒会選挙という現役学生ならではのネタ。毎回彼らを見ていて思うのは実は吉野はキタイ花んメンバーの中で一番、言葉が聞き取りやすい芸人だと言う事。噛む事も少ないし、声もよく通る。またそれをよく活かしてるのが憎い(笑)ネタにも衆議院とか今の高校生が使わないような言葉が出てくる。憎い!憎いが可愛げがある。それがまた憎い!ちなみに大野は日本では唯一のサングラス負けする男として有名になりつつある。
大木三郎
今回は特異なリズムを刻みながらそしてつぶやきながらの登場。ベタな小学生の衣裳で舞台に立ち、ネタは生徒会に立候補するというさぶちゃんワールド全開でした。僕の中で勝手に名付けた「間違えた節」も出てきて嬉しい。舞台とは裏腹、普段の彼はいたってクールなまさに孤高のピン芸人。そういった姿がネタのラストで見えてくる。これだけのメンバーの中、ピン芸でありながら順位的にも健闘しているのは素晴らしいと思う。ちなみに寝不足自慢する人が嫌いなんだそうだ。気を付けます(笑)
スマイル
キタイ花んの顔であるスマイルだけに最近貫禄みたいなのが滲み出てきたようだ。出てきただけで会場のテンションが上がるような感じがしたくらいだ。一方で今回はちょっと力み過ぎたのか、いつものほのぼのした良さが出しきれてなかったように感じるけど、それでも大きな笑いも取っている。スマイルのドタバタも中々イケますなぁ。まぁ、その辺りはさすがですねぇ。「よしたか注意報」という仲村のアドリブに「そんな勝手なこと言わんでええねん」という瀬戸のツッコミも面白かった。ちなみにこの仲村はあの「かわら長介」さんに初対面で「長さん」と呼び、しかも許されるという特異な才能を持っている。
ウォーター
暑苦しさとおばちゃんキャラを好んで演じるようになってきてから舞台での存在感も増したように思う。実はウォーターが一番ネタ中に遊んでるんです。これだけ遊べるようになったら余裕も出てくるやろうしね。今回は同窓会でさしぶりに再会するクラスメイトというネタで、もちろん瀧見はおばちゃんになってしまったという役。赤い唐草模様の衣裳の瀧見に対しベタな香港マフィアのような衣裳の北川も隠れながら面白い。何年かしたら痛快エブリデイのレポートでもやってそうだ。
タイムマシン
ネタ見せ時の心配の通り、ちょいと笑いより怖さが目立つんじゃないかなぁ、というのがそのまま出てしまった。ちょっと考えないといけないかなぁ。笑いがないと本末転倒なんでね。タイムマシンのお気楽なコントはファンも待っているだろうし、次回はよろしく。
男と女
先月のボクシング漫才が好評だっただけに今回は相当なプレッシャーが彼らにかかっていたようだ。それでかどうか分からないけど市川は体調悪し。まぁ、こういった事を乗り越えて大きくなっていくんだろうけど、体が資本なので、注意してください。和田ちゃんはこの日、登場して頭が真っ白になったそうだけど、そんな事も関係なく後半暴れまくって挽回していたので良かったと思う。ネタの方はちょいとマンネリしつつあるかなという気がするので心気一転して更に面白い舞台を見せて頂きたいです。
ゴールドハンマー
いきなりトークショーを始める志村にイスを出しに来た作家の加藤。ゴールドハンマーらしいつかみで爆笑だった。前にも一度、加藤が借り出されたがその時も今回も林に「華がない!」と言ってなじられるのが可哀想だが面白すぎる(笑)ネタは志村が医者になりたかったという理由を勝手にトークショーで喋りだすというネタで、こんな変則的なネタが良く似合うコンビだと思う。もしM−1決勝戦にでも進出したら是非加藤も連れていってイスを出させて全国ネットでいじってやって欲しい。
大和魂
片岡のバンド仲間の募集で、Dr.(ドラムス)募集の張り紙を見てDr(ドクター)募集と間違えて、応募してきた医者の岡田というネタ。片岡のロッカーのメイクも念入りで完成度は毎度の如く高かったと思う。片岡が時折発する「ファッキン!」というセリフでルッキンフォーアレインボーを思い出したキタイ花んファンも少なくないだろう。見た人にしか分からないだろうけど、CDをおでこに貼り付けるところや、かっけの検査をしているシーンなど、その面白さを文章で伝えられないのが残念だ。次はどんな強烈なキャラが登場するのか楽しみであります。ちなみに岡田さんのプロ野球の知識は日本経済に向ければGNPが1%くらい上昇するのではと言う位深い。

いやーしかし、今回は全体を通して良かったと思う。ただ、ちょっと気になったのが、ネタがかぶる所。本番までにネタ変更してくるコンビも多いので細かくチェックできないのが申し訳ないです。でもある意味面白い。別に最近の話題ではないところがかぶるのは何故だろう。

例を挙げると、大木三郎とアップアップの生徒会選挙、ロージーとスマイルとウォーターの泳ぐ仕草、などなど他にも何個かあったと思うけど、ここまで気付いた人はかなりのキタイ花んフリークとして自認してもいいと思います。ではまた来月よろしくお願いします。

中村壮快

 

 

以下取材 / スタッフ織田

6月14日 投票結果。動員数:239人。
有効投票者数は188人。
21組中、ライブでは3位までの発表ですが、HPでは10位まで発表します。

 

1位 プラスマイナス 得票数 99票
2位 エージェント 得票数 94票
3位 やじろべえ 得票数 66票
4位 天竺鼠 得票数 47票
5位 スマイル 得票数 43票
6位 大和魂 得票数 34票
7位 ビタミンS 得票数 27票
8位 男と女
大木三郎
得票数 24票 同票
10位 ゴールドハンマー 得票数 18票

 


楽屋風景を少しだけ、ご紹介したいと思います。
舞台とは又違う、芸人さんの顔をお楽しみ下さい。


第19回キタイ花ん優勝者『プラスマイナス』。キタイ花ん初の連続優勝です☆泣いてる兼光・・
意外に素はクールな男だったりするんですよ!


中央、市川(男と女)。両端『プラスマイナス』。
市川、本日熱急上昇!!にしてもこういう冷えピタ貼ってる姿とか妙に似合いますな・・(笑)

『エージェント』ネタ合わせ中。右、安房が横山ひろし師匠に似ていると爆笑でした。そんな安房はまだ20歳。華の・・。本日初登場2位♪

左『大木三郎』右、吉野(アップアップ)です。さぶちゃん今日は顔も服も赤かった。脱色白。
吉野?!・・さぶちゃんに変な術かけられてる!?

『スマイル』仲村吉高。偉いさんの話中に寝るし、かわら先生を長さんと呼ぶし。でも君はそのままでいいと可愛がられる彼は大物なのか?
天然か計算かよめないですわ・・実際(笑)

『ウォーター』瀧見。遠ーーくにいるとキタイ花ん初登場の芸人とかがベテラン芸人と間違えて一瞬ビビるらしい。by市川情報(男と女)。

『やじろべえ』山名。山名の着てるラコステのポロ、ワニが変でした!ぶっっさいくでした。
是非機会があれば見てみましょう。笑

左兼光(プラスマイナス)右和田(男と女)お約束の1枚です笑。ちなみにこの綱プラマイお手製!1時間かけて編んでくれたそうです。大切に保管しいつかプレミア付いたら高値で・・そして肉を。。

『天竺鼠』川原。立って睡眠中。。。凄いなっ。
zzzzzzz。。zzzzzzz。。zzzzzzz。。
にしても26期ボーズ頭多いなぁ。何故です?

左 瀬下(天竺鼠)河井(やじろべえ)右 妹(ビタミンs)3人共スーパーの広告モデルみたいな写り方やな(笑)にしても河井の字は綺麗過ぎます(感動)

『大和魂』片岡亨。本番直前ヤンキーロッカーになりきっていました・・というか彼の場合無理なく素でできてるはず。昔を思い出してるはず。

『ゴールドハンマー』左志村実はこれが本当の顔なんですよ。いつものB級アイドル顔は作ってるので!顔の筋肉毎日鍛えて頑張ってますわ。林君今日誕生日やって☆おめでとぉー。

 

今回はどうしても伝えたいことがあります。

来月は20回を迎えます!無事迎えられる中、かわら長介氏・西村学氏にアドバイザーとして入って頂き
そしてエースコックさんにスポンサー提供して頂ける事となりました。

一つ階段を上がれたのも支えてくれていた芸人さん・作家さん・スタッフそしてそれを観に来て下さってた
お客様のおかげでございます。感謝です。有難うございます。

又、キタイ花んの土台作りという大変な時期を芸人として最前線に立ち、ずっと今まで支えて頑張ってくれていたメンバーがいます。
そのメンバーが数組不在での、数々のうれしい発表は少々切ないものがありました。
彼らがいたからこそ今のキタイ花んが存在します。スタッフ一同その感謝を忘れてはいけないと思っております。

そして今、そのバトンを受け取ってこれからのキタイ花んを支えていこうと現メンバーが必死に頑張ってくれています!

これから30回40回と続けて息の根の長いライブにしていきたいです。10年後もこうしてレポート書いてる事が数ある夢の一つです。
その頃もう何歳や?三十・・・!!。。そしてキタイ花んからもその頃には何組か売れて『キタイ花ん同窓会ライブ(仮)』を
開催したいです。・・そん時はギャラ負けてね。。。昔のネタをスクリーンで流して違う意味、大笑いしたいですね。

矢沢あいさんの天使なんかじゃないを久々に再読して少々夢物語チックな発想になってるかもしれませんが
なくはない未来だと思っております。これからも応援の程、よろしくお願い致します。

以上、簡単ながらライブレポートでした。来月のキタイ花んは、7月12日(月)ワッハホールで行います。
皆さんお誘い合わせの上、ご来場くださいませ。

スタッフ織田


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