| ご来場ありがとうございました。文・ 中村壮快 |
| キタイ花んでは初めての試みである「トーナメント」というルールで開催した訳ですが、夏休みと盆という時期であった為、少しでもお祭りっぽくしたかったというのが根本的な考えであったのです。 芸人にとっては対戦式という今までとは違ったプレッシャーがあったと思いますが、それなりに楽しんでくれた感じもしましたし、お客さんも楽しんでくれただろうと感じております。年に何度かこういった形で特別編を開催して出演者、お客さんと双方楽しんでもらえたらと考えております。 今回のトーナメント戦、ルールの性質上勝ち負けが出てしまう訳ですがその日のコンディション、客席の空気、対戦相手、ネタのセレクトと様々な要素が噛み合う事が結果として現れる刹那的なモノであると思いますので、負けたからダメという事ではありませんし、次は全く違った結果になる事も大いにある訳です。それが面白い訳ですけどね。一回一回の舞台を全神経を使ってマイクの前に立つ姿は好きな事楽して楽に生きたいという世間でよく言われている「今の若者像」とは一線を画す訳です。 偶然、地下鉄日本橋駅近くの喫茶店で「クロスバー直撃」と「男と女」の話題で盛り上がっている女の子二人の横でタバコを吸いながらこのレポートの下書きを書いていた僕は「クロスバーと男と女の知り合いやで。お兄ちゃんのマムシ見せたろか」と言ってお近づきになろうという魂胆をぐっと飲み込み、「芸人てカッコエエナァ」と思ったのです。 |
| 一回戦 |
| 第一試合
男と女 VS 蜂蜜ハニー 一分だと漫才スタイルが若干有利かなぁと思っていたけど、やはり日頃、つかみに力を注入している男と女が勝ちと。 蜂蜜ハニーも初登場ながらドンとした存在感があってもっとネタを見てみたいと思えるなぁ。 |
| 第二試合
大脇里村ゼミナールVSジェリーフィッシュ ジェリーフィッシュはネタ切れだったのか、以前下剋SHOWで演じたネタを。知っているお客さんも多かったろうしそこが損をしたかな。大脇里村ゼミナールは上手く一分という時間を使ったコントで。やはり短時間だとインパクト勝負になるのか? |
| 第三試合
久保てんきVS藤原トキ 久保てんきは速球、藤原トキはチェンジアップといった感じ。終った時どちらが勝つか分からない程だったけど、麻雀を知らない人すら笑わせてしまう力を持つトキの「チャンタ!」と叫んで座り込む未来なギャグに分配が。チャンタという陰に隠れながらつい狙ってしまう安い役にスポットを当てるとはさすがですな。 |
| 第四試合
ウォーターVS田崎ソムリエ佑一 日本で唯一瞬時にして客とトリオを組んでしまえる芸人ウォーター、相変わらず日焼けしている田崎ソムリエ佑一の対決。マスオの物真似で観客の心を掴んだ田崎の勝利。ウォーターは勝ち進むにつれ客席後方まで範囲を広げる予定だったという噂を聞いた。 |
| 第五試合
オモシロイヨVSジャンみやがわ 舞台裏の真剣さが微塵も舞台で感じられないというジレンマを持つ同士の対決。短時間勝負には右に出る者のいない対決だっただけに内容よりもその結果に意識が集中したが、計算し尽くしてグダグダ感を演出しているという噂のオモシロイヨが勝利。 |
| 第六試合
自宅出産VSバーン 自宅出産はオチの一発勝負という流れに見えたけど一方バーンは小ボケの羅列。同じトリオだけどネタの構成が全く違って興味深かった。下剋SHOWで苦渋な思いをしてきたバーンが勝利。 |
| 第七試合
パプアVSやじろべえ 初登場のパプア。やたら社交的な絵に描いたような若手芸人。ネタが飛ぶ事だってあるだろうけど一発勝負のトーナメント戦では命取りだったかな。やじろべえは久々の漫才で勝利。 |
| 第八試合
三浦マイルドVSブルーボーイ 演じるには複雑なネタでコンスタントに笑いを取っていた三浦マイルドが勝利。ブルーボーイはネタを被せていくスタイルなんだけどもう一発何かあれば結果が違っていたかなと思う。 |
| 第九試合
アンダードッグスVS裏ブラウン 正統派の漫才対決。登場からうまく客を引き込んだアンダー勝利。裏ブラウンもよかったけど風貌のインパクトとネタの内容にギャップがあったので一分という時間ではその面白さが伝わらなかったのか?普段は凄くイイ奴だったりするんです。 |
| 第10試合
クロスバー直撃VS街の帽子屋さん 一風変わったコントを得意とする同士の対決。本番前、80回何のネタをするか迷ったというクロスバーのコントはジャニーズのお面をつけて同じセリフを繰り返すという短時間勝負ならではのアホコント。帽子屋はバーベルを持った重量挙げ選手を持ち上げるといった不条理なショートコントだった。一回戦では最も判定の難しかった対決だったと思う。 |
| 第11試合
てっぺんVSアンダンテ 全く方向の違う両コンビだっただけに審査する人の趣向が問われたと思う。てっぺんは農家のコントで随所に心くすぐるボケがあったがイマイチ伝わらなかったようだ。アンダンテは漫才で来ると思っていたが、かなり時間をかけて考えたんだろうなぁというショートコントで勝利。金田が喜んで飛び上がる姿は昔の少女マンガの主人公のようなポーズだ。 |
| 第12試合
ペンションズVS菊一文字 ペンションズは昔の誉とかズ・ビームの匂いがして個人的に好きなんだけどその面白さが伝わるようになるには観客を巻き込むだけの一撃なボケが必要なのかな。菊一文字は決勝に温存しておくようなネタを一回戦にぶつけてきただけにこの日の空気を完全に自分達に持ってきた感じがした。これはトーナメント戦における最大の作戦なのかも知れないなぁ。 |
| 二回戦 |
| 二回戦第一
男と女VS大脇里村ゼミナール トップバッターだったからできた市川の女装と一回戦での二回戦へのネタフリ。ここに男と女のトーナメント戦という外枠を最大限利用する総力戦を垣間見た。大脇里村ゼミナールはラッパー?を募集するコントで勝負。異彩を放つ大脇里村ゼミナールの勝利。おたくを絵に描いたようなキャラは作りものでなく本物なのだろうか? |
| 二回戦第二
藤原トキVS田崎ソムリエ佑一 トキは「チャンタ!」しか覚えていない(笑)数百の観客と舞台裏には数十人の芸人スタッフが見守る中、チャンタと叫んで舞台を終えるトキにとって贅沢で有意義な時間だっただろうなぁ。田崎は最近あえて誰も触れなくなった点に着目した物真似のコンボ。エージェント時代から受け継ぐエッセンスを交えた田崎イズムを見れて良かった。田崎勝利。 |
| 二回戦第三
オモシロイヨVSバーン オモシロイヨは一回戦で芸風を見切られているだけに戦法を変えないといけなかったかな。バーンは一回戦から引き継ぐドラクエネタで勝負。トーナメントというルールを上手く利用したバーンの勝利。オモシロイヨ柴田の立ち方はドイツのバレリーナの人形に良く似ている。 |
| 二回戦第四
三浦マイルドVSやじろべえ 「ばればれ」と題される漫画を読んでいる河井を山名が盗み読みをするというやじろべえのコントはセリフがほとんど無く形態模写に近い。三浦マイルドの畳みかける漫談はどこか懐かしくて和めるのでもっと見ていたかった。 |
| 二回戦第五
アンダードッグスVS街の帽子屋さん どっちも面白いやん。結果なんていいやと個人的に思ってしまったがトーナメントというルール、アンダー勝利。 |
| 二回戦第六
アンダンテVS菊一文字 アンダンテは一回戦に続きショートコントを。二回目だけにブリッジの趣向だけでも変化が欲しかったかな。一方、一回戦から空気を自分達に向ける事の出来た菊一文字が勝利と。 |
| 準決勝 |
| 準決勝第一
大脇里村ゼミナールVS田崎ソムリエ佑一 絶好調のマスオの物真似、三回目でも笑いを取る。ここらで違うスタイルのネタを見たいなぁと思っていたが決勝までフィリップネタは温存していたよう。大脇里村ゼミナールは一般人が知らないセンテンスの数々。ミズキナナ?知らないが笑えてしまうのはトキのチャンタと通じるものがあるナァ。大脇里村ゼミナールが勝利。 |
| 準決勝第二
やじろべえVSバーン バーンは思い切って「ドラクエコントといえばバーン」と呼ばれるまで構築してみるのもアリかなと思ったり。やじろべえは「余計な動きのせいで優勝できないが必ず2位になる陸上選手」というネタ。浮かんだ発想をうまく形にする事ができるのはすごい事だなぁ。 |
| 準決勝第三
アンダードッグスVS菊一文字 両者とも漫才にて勝負。技術が要求される漫才で菊一文字が上回ったのかな。アンダーは以前上位を取ったネタを若干リメイクしたのだが常連のお客さんもいる中では少し不利だったか。菊一文字は身近なネタを題材に話を展開していくスタイルで腕がないとだれてしまうところだけど「さすが」と唸ってしまったり。 |
| 決勝 |
| 決勝 菊一文字VSやじろべえVS大脇里村ゼミナール 大脇里村ゼミナールは「メイドの専門学校(大阪メイド学園)」、やじろべえは「サーフィンのインストラクター」菊一文字は「チェック」を題材にした漫才。やじろべえ以外は初登場という思ってもみなかった決勝の顔ぶれだけにスタッフという立場を忘れ楽しませてもらった。個人的には大脇里村ゼミナールが優勝ではと予想したのだが、一回戦から漫才をぶつけてきた菊一文字が優勝。 それにしても三者三様、全くカラーの違うコンビが3組決勝に残るというイベントとしては「ありがたい」結果となった。 大脇里村ゼミナールは『個性』を武器に、やじろべえは『発想』を武器に、菊一文字は『巧さ』を武器にと、誰が勝ってもおかしくない訳でこんな芸人達が無名で埋もれているなんてオカシイ!とキタイ花んは言いたい訳であります。 |
以下取材↓/ スタッフ織田 |
| 1位 | 菊一文字 | 得票数 60票 |
| 2位 | やじろべえ | 得票数 53票 |
| 3位 | 大脇里村ゼミナール | 得票数 47票 |
特別賞:中山市朗賞 男と女
楽屋風景を少しだけ、ご紹介したいと思います。
舞台とは又違う、芸人さんの顔をお楽しみ下さい。
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両端『男と女』。中央『中山市朗』です!ゲストであった中山氏から特別賞と中山さんの著書『新耳袋」のTシャツをもらいました!早速着替えて1枚を!打ち上げにも遊びに来て中山氏を囲んで楽しそうに飲んでました!映画で幽霊役とかあったら呼んでもらいや(笑) |
![]() 前列『てっぺん』後列『アンダンテ』です。1回戦戦うんですが仲良く一緒に1枚を。アンダンテは今日も笑顔・元気!てっぺんはむちゃおとなしく女らしいのでビックリ!左下の斎藤が帰り女子ファンに囲まれててその後「こんな事初めてなんで緊張しました」と言ってましたよ! |
![]() 『自宅出産』です。真剣ネタ合わせ中!キタイ花ん出演のトリオは過去含め皆凄いんで、彼らも色々な意味で何かやってくれそうな予感でしょ!(笑)にしても手前松本、奥坂本がお揃いの可愛らしいTシャツを着ていて気になった。衣裳とか3人でなら分かるが・・違うし。。まだまだ謎の3人ですわ! |
![]() 渋谷の路上連想する絵やけど『26期軍団』です。ほんま嫌っちゅー程仲がいい!ええ事やなって思う。一生続きそうなね〜彼らには60歳くらいになっても会って話してて欲しいわ(笑)60歳の成瀬。。中央、白シャツのやじろべえ河井かっこつけてクールに決めてますがたまにケーキ焼いたりするらしい(笑) |
『クロスバー直撃』です。1回戦でするネタが決めては変更、決めては変更をずっと繰り返し中々決まらなくて大変だったみたいです。なんせ88種類の中から選んでるらしいんで!その対戦相手の1人が後ろに映ってますね(笑)『街の帽子屋さん』です。川崎君久しぶり♪ |
![]() 『男と女』です(爆笑)。これはもう先にも後にもこの日しか見れないでしょう!お客さんがのけぞって手たたいて大笑いしてましたもん!市川・・(笑)こんなおばちゃんいてるよなー! |
![]() 右、アンダードッグス米津。中央、男と女和田。仲いい2人なんですがいつもこんな感じ(笑)。1分ぐらいお互いこの顔で見つめあってはりました!マジですよ。左、キタイ花ん参加して間もない自宅出産の水城・・ちょっと心配してんちゃう?ビビってんちゃう?(笑)冗談やで!! |
![]() 『ウォーター』瀧見です。久々のキタイ花んです!作家さんや出演者ががらりと変わってる〜知らん人ばっかで怖い〜と言ってました(笑)キタイ花ん以外の仕事では時々会ってたんですが楽屋で見ると懐かしさ満載!! |
![]() 『ジェリーフィッシュ』です。が、彼らの事を皆ギャル男(ギャルオ)と呼ぶ。スタッフ:「あのギャル男の子ら楽屋にいてる?」作家:「あのギャル男の人達コントします。」芸人:「あのギャル男の人達何期ですか?」という具合に誰もジェリーフィッシュと呼ばない!もうギャル男でええやん(笑) |
![]() 『大脇里村ゼミナール』里村です。カメラを向けると素で拒否(笑)喋らず拒否(悲)。が、相方の太陽みたいなイメージの明るい大脇いわく「こんなんですけど相方今日テンション高い方なんで!」と・・・。うそぉ〜!!じゃあ低い時・・もしやキタイ花んに来ないのか? |
![]() 手前『大和魂』、奥作家の村瀬氏です。この3人朝方の海を3人で見に行ったらしい(笑)泳ぐでなく見にいったらしい。「気持ち悪っ」て言ってやりました(笑)にしても享兄やんが提案してたキタイ花んうどんツアーいつのまにかなくなりましたね? |
『番外編』
![]() 本日ゲストで怪談を披露してくれた『中山市朗』氏です。「新耳袋」の著者であり放送作家もされてます。今夏、新耳袋の最終巻10夜も発表されました。読んでない方は是非是非!他に漫画化・ドラマ化(内山」理名・竹中直人など主演)・映画化(世界14カ国)もしてるんでチェックして下さい!只今映画新耳袋「幽霊マンション」公開中! |
![]() 本日MCを務めてくれました『大和魂』です。久々の大和魂さんの言葉遊びや談志さんの物真似を聞けて嬉!!(笑)有り難うございました!ライブでのMCの役割はほんと大事ですね!改めて実感しました!お疲れ様でした! |
![]() 『皆様に配ったサイン入りうちわ達』です。決勝までは先着100名様にこのうちわで審査して頂きました!有り難うございました!このうちわにプレミア付けるべく皆頑張りますんでこれからも応援よろしくお願いします! |
以上、簡単ながらライブレポートでした。来月のキタイ花んは、9月26日(月)ワッハホールで行います。
皆さんお誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
スタッフ織田
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